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ティク・ナット・ハン師のご近況(継続日に際し、プラムヴィレッジより)

2021/10/10


10月11日のタイ(ティク・ナット・ハン師)の95歳の継続の日を前に、タイのご容態を含むお知らせがプラムヴィレッジからありました。ここではタイのご容態の箇所のみ抜粋してお伝えします。


「…ここ一年、タイの健康状態は弱まった状態にあります。これまでも秋雨の時期はタイの肺とお身体にご負担となっていましたが、現在もそれが引き続いています。


今春、タイは昨年程には慈孝寺境内にお出になることができない状態でしたが、慈孝寺改修工事の完了時には、完成した箇所を見て回ることができる程までにご回復されたのは、サンガにとって嬉しいことでした。


この数ヶ月、タイは1日の大半を目を閉じて休んだまま過ごされておいでですが、一方で周囲に対しとても注意深く、しっかりとされ、落ち着いたご様子のことも頻繁にあります。お天気の際には、側近たちが手伝って、タイは傾聴庵(Deep Listening Hut)のベランダに日光浴に出られています。


パンデミックが意味したものとは、この一年が何より、フエの若い僧侶たちにとって、静かで喜びに満ちた雰囲気の中、タイと過ごすことのできる時間となったことでした。そしてたくさんの新米の弟子たちが、かわるがわるタイの側近チームを手伝っています。しばしば、若い僧侶たちがタイの庵近くの庭を訪れては、焚き火を囲んで座り、歌や音楽を楽しみ、笑いを共にしています。…」


この他、シスター・チャンコンはじめ老師の先生方が変わらずタイに付き添われていること、先の米仏の僧院で同時開催された大戒壇のセレモニーが、タイとサンガ全体を力づけたこと、ホーチミンやベトナム南部での新型コロナウイルス蔓延の間、フエからシスター・チャンコンらが読経や実践をオンラインで捧げて人々を支えたことなどにも触れられています。


画像:朝、慈孝寺の境内に出るタイの様子。2021年撮影。/ Image: Plum Village


文・翻訳:ティク・ナット・ハンの愛しのコミュニティ

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